もしあなたのPCの動作がもっさりしている…重くてフリーズする時がある…といった場合は、Windowsの動作が重くなるAvast Secure BrowserをアンインストールしたりSoftware Reporter Toolを無効化・停止する手順も参考にしてみてください。
パソコンを起動すると突然、「Reboot and Select proper Boot device」というエラーメッセージが表示されてWindowsが起動しなくなるというトラブルが発生することがあります。
何度、再起動してもPCが立ち上がらず困っている方にむけて本記事では、Windows10のPCで「Reboot and Select proper Boot device」のエラーが出た時の原因と具体的な直し方・対処方法を紹介します
Windows10で表示される「reboot and select proper boot device」とは?
通常、このエラーメッセージはコンピューターシステムのBIOSが起動可能なドライブを認識できないか、OSがインストールされているドライブを認識できない場合に表示されます。
日本語にすると「正しい起動デバイスを選択して再起動してください」という意味合いになります。
具体的にどういった不具合でWindowsを起動中に、「Reboot and Select proper Boot device」エラーが表示されるかというと、考えられる理由は以下の5つになります。
- BIOS設定に問題がある
- メモリが誤動作
- ケーブル関連が断線
- HDDやSSDの故障
- SATA端子・電源端子の故障(マザーボードの不具合)
ケーブルの断線、HDDの故障といった物理的な問題と、BIOSの設定、メモリの誤操作などソフト的な問題があるため、
本体を開けずにできることから確認していきます。
まずはお持ちのパソコンのBIOSの設定を疑ってみて下さい。
パソコンのBIOSを起動して設定を確認します。
「reboot and select proper boot device」の直し方・対処法
1.外部接続しているデバイスを外してみる
外部デバイスを複数接続していると起動トラブルの原因になりやすく「Reboot and Select proper Boot device」が表示されるケースがあります。
まず最も簡単に行える方法なので、パソコンの起動と関係のないメディアや周辺機器は事前に全て取り外し、
マウスとキーボードなどの必要なデバイスのみ接続した状態で同じエラーが表示されるか確認してみて下さい。


2.OSがインストールされているHDD/SSDがBIOSに認識されているか確認する
コンピュータを起動すると、まず Windows が立ち上がる前に BIOS というプログラムが起動します。
この BIOS には Windows を読み込んでからパソコンを稼働できるようにする役割があり、この一連の処理をブートと言います。
ブートする際、OS 起動用のファイルが格納されている機器を認識できていないとエラーが発生してしまうため
BIOSがOSのインストールされているハードディスクをちゃんと認識しているか確認します。
- BIOSを起動する
パソコンの電源を入れ、メーカーロゴが表示された直後に『Deleteキー』または「F2キー」で呼び出す方法が一般的です。メーカーにより異なるので、メーカーHPを確認して下さい - 「Boot(起動)」で「Boot Priority Order」や「Boot Device Priority」を選択する
- 「1st Boot Device(1番上のドライブ)」にOSがインストールされている「ハードディスク」、または「SSD」が設定されていることを確認する。
この画面ではブートデバイスを選択する優先順位が表示されています。
「1st Boot Device(1番上のドライブ)」他のデバイスが設定されている場合は「ENTER」を押しハードディスクを選択しましょう。 - F10の「Save and Exit(保存して終了)」を選択してパソコンを再起動します。
通常、windowsはハードディスクにインストールされているのでハードディスクの優先順位を上げることで問題が解決することがあります。

3.BIOSの設定をデフォルト設定に戻す
起動デバイスの優先順位を変更しても問題解決しない場合には、その他の部分でBIOSの設定に問題がある場合があります。
その際はBIOSの設定をデフォルト設定に戻すことで問題解決する場合があります。
- Windowsを再起動
- BIOS設定画面を起動
- 「Load Default Settings」を実行
- Save and Exit(保存して終了)」を選択してパソコンを再起動します。
4.Windowsのスタートアップ修復の実行
上記の方法で解決しない場合、ドライブの中にあるシステムの破損によるエラーの可能性も考えられます。
その場合、自動で診断と修復を行ってくれるスタートアップ修復を使うことで解決する場合があります。
- 「Windows回復環境」を起動
回復環境を起動するには
- 別のPCからUSBメモリなどに『Microsoft公式ページ』からツールをダウンロードしインストールメディアを作成。
その後、USBメモリをパソコンに接続し、パソコンを起動する方法。 - わざとWindowsの起動を2回失敗して再度電源を入れ回復環境を立ち上げる。方法があります
これにより、システムが修復され問題が解決する場合があります。

5.ブート領域を修復する
ブート領域が破損しており、正常にドライブをブートできていないケースが考えられます。
次の手順でbootrecコマンド、及びbcdbootコマンドを実行し、ブート領域の修復を行ってみてください。
- 先ほど同様「Windows回復環境」を起動
- 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択。
- コマンドプロンプト(黒い画面)で、下記1文ずつを順番にコピペしEnterキーを押し実行 。
・bootrec /fixmbr
・bootrec /fixboot
・bootrec /scanos
・bootrec /rebuildbcd
ブートファイル破損が原因の場合、こちらの操作で修復される場合があります。
ここまで紹介してきた方法で解決しない場合はHDDやPC本体の故障が考えられます。その場合はメーカーなどに問い合わせ修理されることも検討した方がいいかもしれません。
【Windows10】reboot and select proper boot deviceの原因と対処法まとめ
今回はreboot and select proper boot deviceの原因と直し方について解説していきました。
電源を入れてもOSが立ち上がらなくても完全に故障してしまったというわけではありません。
今回紹介した方法を一つ一つ試し問題解決に役立てれば幸いです。
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